正しさと、偉さと、心強さと。

だいぶ久しぶりに、この言葉を聞いた。

「正しい事をしたければ、偉くなれ」

みなさん、どうですか?

昔の僕は、この言葉を聞いて、

「ビビビッ!め、名言だ……」

と思った。

でも今は全然そうは思わないし、なんなら間違ってると思う。

そして、その頃を思い返すと、えらく遠くまで来たなぁ、と思う。

 

「正しい事をしたければ、偉くなれ」

この言葉が生まれる状況はつまり、その組織の中で偉くないヤツが、自分が正しいと思った事と組織の方針が合わなくて、文句を言ったり、スネたりしてる時に投げかけられる言葉だろう。

それは、下っぱ根性で無責任に偉そうに文句を言っている次元から、1つ上の次元に引き上げてくれる言葉だ。

これを名言だと思った日から、下っぱ根性は消えている。

 

で、今になって思うと、

「正しい事をしたければ、偉くなれ」

と言った人は、どういうつもりだったんだろう?と思う。自分も正しくないと思っていて仕方なくそうしているのか、あるいは自分が正しいと思ってる事がまた別にあって、その自分の正しさをきちんと説得出来なくて、言っているのか。

 

人は、偉くなるために生まれてきたんじゃない。

偉くなくても、正しさを貫く方法はいくらでもある。

正しさと悪さを決めつけると、視野が狭くなる。

他人を操作する事は、本質的には不可能である。

正しい、悪いと、判断できるのは素晴らしい。

思考でも、感情でも、判断してみよう。

本当の自分が判断したなら、その判断は美しい。

判断材料になった周りの状況や、過去の教訓には、本当に感謝しかない。

正しくってもI love you

間違っていてもI love you 

 

「正しい事をしたければ、偉くなれ」

じゃない。

「おまえは正しいし、えらい!」