未来よやってこい

100年後、200年後、人類は、必ず、今よりも良い方向に向かっていると思います。

短期的には、つまり、10年とか20年のスパンで言えば、良くなったり、悪くなったり、すると思いますが。

でも100年後、200年後は、今よりもずっと良い世界になっていると思います。

日本だって、世界だって、100年前、200年前より、色んな面で良くなってますから。

衛生面、医療、経済、文化、芸術、テクノロジー、あらゆる分野が進化して、住み良い世界になっています。

もし仮に、100年後、200年後の未来人がタイムマシンで現代にやってきたら、それは、ものすごい「毒」になると思います。

例えばかつて、昔ながらの生活を何百年も営んでいる部族の村に、アメリカ人が、コカコーラやハリウッド映画を持ち込んだなら、一体どうなるか?

若い人は一斉に飛びつき、それが手に入らないと知ると、今の自分たちの生活が、とてもみじめに、不幸に、思えてきます。

それを知る前は、仲間たちと愉快に暮らせていたのに。

 

100年後、200年後、出来たら、日本が、素晴らしい世界になっていて欲しいですが、それは分かりません。

ただ、それでも、世界を平均すれば、何かしら、広い地域で、今よりもずっと良い世界になっていると思います。

 

では、どんな世界になっているでしょうか?

僕の、個人的に考える理想を、書いてみたいと思います。

 

今の世の中は、お金がなくて不幸な人と、お金があるのに不幸な人が、溢れかえっています。

そして、みんなが幸せになるにはどうすればいいか、いろんな方が一生懸命考えています。

多分、これから、お金持ちになる意味が希薄になり、お金がなくても幸せ、な方向にどんどん向かうはずです。

世界的に、ピケティの推奨するように、富裕層への課税がめちゃめちゃ上がると思います。

そして、収入の少ない人たちが、みじめな思いをしないような、様々な工夫がなされていくと思います。

様々な工夫とは、要するに、いろんな事が自由になっていくということだと思います。

住む場所、働き方、生活のあり方、などなど、これらが自由になっていきます。

現代の貧乏な人が抱える不満は、高級な物が買えないということよりも、そういった自由がない事への、不満なのではないでしょうか。

お金がないから、いろんな制限が生まれる。不自由を感じる。結果、不幸に感じる。

そんな不幸が爆発した究極の形が、現代のテロ組織の犯行の数々ではないでしょうか。

 

究極のテロの話じゃなくても、例えば、日本の家庭での問題の一つに、「誰かがすごい経済活動をしなくちゃいけない」という問題があります。例えばパパの会社のお仕事は、「活動」。ママの子育て、家事も「活動」。どちらも大事ですが、もしお金の概念がないとしたら、どちらかというと子育て、家事の方が重要です。がしかし、それをするにはお金がすごくかかるので、会社の仕事はやめられません。ママも、少ない時間を作って、どこかの会社の仕事をしなくちゃいけないのです。つまり、誰かがすごい経済活動をしないと、生活の、最低限の自由さえも確保できないのです。働かざるもの食うべからずじゃありません。ちゃんと育児や掃除やご飯の支度をしていても、それだけでは食っていけないのです。

 

住む場所、働き方、生活のあり方、などなど、これらが、お金がなくても自由になっていけば、実は、現金はそんなにいらないっていうのが、おそらく、理想の未来です。

みんな働かなくなるわけじゃありません。

労働は、活動であり、本来、絵を描いたり踊ったりするのと同じように、楽しいものだからです。

だから、働きまくって、経済を回しまくって、死ぬほど課税されながらも、それでもお金持ちになるのは自由。

働かずに、でも、何かしら色んなことをやったりお手伝いなんかをしていれば、そこそこちゃんと暮らせて、引っ越したり、美味しいものを食べたり、そんなんも自由にできるのが理想。

病気になったら病院で治してもらえるし、家が燃えて無くなっても、また自分で建てたり、誰かに建ててもらったりできる。

 

とは言っても、誰もやりたがらない仕事を誰かがやらないと、世の中が回らない、そういう考え方もあります。でもそれは、解決方法が必ずあると思います。誰もやりたがらない仕事こそ、どんどんロボットに任せるべきなのです。あるいは、誰もやりたがらない事を進んでやる事に幸せを見出すこともできます。つまり、「誰もやりたがらない事をやるぜ団」がいっぱい結成されれば良いのです。もちろん非営利で。

 

それが100年後か200年後か分からないけど、500年後ってことはないと思います。

 

日本でいうと、苗字を名乗るのも、捨てるのも、自由になっているといいなぁと思います。

印鑑は、現役卒業して、レトロアイテムになってるといいなぁと思います。

住むところは、例えば20世帯〜100世帯とかで住める巨大シェアハウスがバンバンできて、その中で、家族とか所得とか関係なく、みんなで育児したり、子供に勉強を教えたり、老人や病人の介護をしたり、知らない間にホームレスさんが紛れ込んでても、まぁいっかってご飯一緒に食べたり。そのホームレスさんは次の日からシェアハウスの畑仕事を手伝って、みんなからヒーロー扱いされたり。

 

全てはおそらく、土地や、所得を、自分や、自分の家族だけで抱え込み、他の人には絶対に渡さない、譲らない、という概念が、アホらしくなって、そういった縛りを取っ払っても、なお自由に、誰でも自由に、生活に困ることなく、生きていける社会の仕組みになれば、実現するのかなぁと思います。

 

 

そんな未来に、生まれた一人の若者が、ある時、「所得税をもっと軽減して、頑張った人が頑張った分だけもっと贅沢な暮らしができて、バカなヤツはお金に困る、そんな世の中にならないかなぁ」なんて言ったとします。すると大人は、「ハハ、そんな100年前みたいな生活、出来るわけないよ。また経済格差やテロ組織に怯える暮らしに戻れっていうのかい?」って言うでしょう。そうやってあしらわれた若者が、反骨精神で、今度は何を考え出すのか?そんな未来を想像するのも、楽しいですね。

 

今は、お金だけでは幸せになれない時代です。

未来は、もしかしたら、幸せなだけじゃ幸せになれない時代になっているかもしれませんね。

誰だって幸せだから、自分が特段幸せだとは感じない。

誰かの不幸があってこそ、その比較のプラスマイナスの差があってこそ、真の幸せを感じるという、また、別の不幸が訪れるのかもしれません。

 

 

そういった新たな苦悩がまた生まれ、それをまた乗り越え、いつまでもステップアップしてゆきますように。

 

人類が、ステップアップし続けていきますように。

 

今世紀中に、核ミサイルや非人道兵器がゼロになりますように。

 

 

 

 

 

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