小さな夢が叶い、大きな夢は叶いませんでした。

引っ越したのが12月のクリスマスあたりで、そこからインターネットやら水道電気やら手続きを済ませ、新年が明けると何かと仕事の方が忙しくなり、それを言い訳にして、なかなか製作に手を付けずにいました。

仕事がひと段落して落ち着いたのが5月ごろ。

やっと、いろいろとゴソゴソとやり始めます。

畳の和室にブルーシートを敷き、ベニヤ板や材木を買いました。

自分だけのスペースで、自分のためだけに作業をするのは、ずっと夢に描いていたことでした。

大きなベニヤ板(180×90cm)や長物の材木(3m)を自分の部屋に持ち込む事も、今までは不可能だった事でしたから、その点は達成感がありました。

そして、手始めに大きな8角形のパネルを2枚つくってみました。

んで、色を塗ってみました。

うーん、イマイチ。

他にも、布生地やら何やらを買ってみましたが、どうにも手が進まない。

現在は、ちょっとした机を作っています。

仕事の言い訳を抜いたとしても、半年で成果ゼロですので、ひどいものです。

展示場所も〆切も設定せず、依頼主も見せる予定の人もいないなかで、100%自由に製作するのが夢でした。

しかし、それだと全くモチベーションが上がらない。

イヤイヤ作るのもしたくなかったので、やる気が上がる方法を色々と工夫してみましたが、やはり、無駄でした。

 

この結論を出すのは、実はとても勇気のいる事でした。

自分は自分のためだけに作品を作れると信じたかったからです。

そうでないと、依頼主やお客さんが必要不可欠という事になります。

しかし相手がいては、100%自由なものなど作れません。

 

今現在の仕事は、やはりお客さんや同じ作品を作るメンバーがいないと、絶対に成立しない仕事です。

そして人間の大多数は、見返りのある仕事しかしませんし、見返りのある仕事のある事こそが、幸福の条件なのだと言う意見もあります。

同感です。

 

しかし僕は、例えばおばあさんが手芸をするように、例えば子どもが一人で人形で遊ぶように、例えばおねえさんが寝る前にアロマを炊くように、全く個人で完結する様に美術製作をしたかったのです。

そんなふうに製作をする「やる気」の量こそが、「才能」という言葉の意味だと思っています。

 

それがしたいという気持ちがあり、場所と時間とお金が多少準備できる環境の中で、全く出来なかった。

今でも認めたくありませんが、この一年間で、才能がゼロだと完全に実証されてしまいました。

 

というわけで、きちんと自分の才能の無いのを理解した上で、前へ進んでいくために、ブログの更新を再開しました。

 

ブログの方は、美術製作に関係のない事も書いていこうかと思います。

 

それではまた。